今日は何にしよう・・・


彼の好きなグラタンにしようかな…



材料を買って家に戻る。



いつものように二人分の食事を作って彼を待つ。




私も一人は嫌い。


・・・・嫌いだった。



でも待つのは嫌いじゃない。


だって彼はちゃんと私の元に帰ってくるんだから嫌いなはずがない。



ただ彼が私の隣にいないだけ。


決して私は一人じゃない。

だから大丈夫。





静かな空間にドアの開く音が響く。


彼が帰ってきた合図。



リビングを抜けて彼のいる玄関へいく。


そして笑顔で迎える…









「…おかえり」



END