「どうして?…紫季の彼女は私でしょ?なのに別の女の人と遊ぶの?」
ゆっくりと彼の頭を撫でながら問う。
「だって比奈は昼間いないじゃん」
眠いのか彼の目はとろんとしていて今にも寝てしまいそうだった。
「しょうがないよ…私講義があるもん」
「うん…だから違う人と遊ぶ…一人は嫌いだから…」
目は次第に閉じていき彼からは寝息が聞こえてきた。
そっか……
そういえば紫季も一人が嫌いなんだっけ・・・・
ならしょうがない…
一人の孤独さは私がよく知っている。
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