あたしと彼を繋ぐもう一つのものが「部活」だった。


あたしたちは2人ともバレー部。と言ってもあたしはマネージャーだけど。


同じクラス

同じ部活


あたしが一番高橋のことを知ってる。

あたしが一番高橋に近い存在。


あたしが高橋に対して抱くのは恋愛感情とか、そういうものとは全く違うもので。


ただ、その近さを自分の中で嬉しく思ってたのは確かで。


そう、だから、こんなに胸が苦しいのはきっと…知らない高橋が見えたから。


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