それにしても、俺達もトップだったんだな…
ってことは、ハルカちゃんに釣り合ってるんじゃね!?

でも、ハルカちゃん達は、今まで全部って言ってたもんな…

まだまだ青二才ってことか…


「先ほど、ユキさんとハルカさんにはお話をしたのですが、
前代未聞の共学化ということで、8月の終わり頃に記者会見を開きますの。
その際に、教師陣だけでなく、生徒達からも少し話をさせた方が良いのではないかという結論に至りました。
それで成績の優秀な…更に言うとすれば容姿端麗な2人に、女子校からは推薦しようと思っていたのです。」

「その通りです。
我が校も2人推薦せねばならないと思っていたのだが、なかなか思い当たる生徒がいなくてな…
しかし、2人に任せてみようかな。
君達も成績優秀だし、その…容姿も端麗である。
にしても、姉弟同士とは、誠に面白い事だな。」

「母から聞いたのですか??」

「そうだよ
おめでとう。」

「ありがとうございます。」

「僕達、付き合ってもいるんです!!」

「おいハルキ!!
本当は、男女交際はいけないんだぞ!!」

「あら、いけなくはありませんわ。
清い交際は、お互いに素晴らしい時間を与えますもの。
4人とも、とても幸せに満ち溢れた様子ですし、何よりですわ。
そういえば、昨日の星はいかがでしたか??」

「ええ、それはそれは、とても綺麗でしたわ。
真っ暗な夜空に、宝石を散りばめたように、キラキラと輝いていましたわ」

「それは良かった。
今日も御覧になるのですか」

「そのつもりですわ」

「わたくしも少しだけ、ご一緒して良いかしら??」

「もちろんですわ」

「校長先生もご一緒にいかがですか??」

「私も呼んでくれるのか。じゃあ、少しだけ一緒に楽しませてもらおう」

「楽しみにしていますわ。
ユキさん、そろそろおいとましましょう」

「そうですわね
それでは、後ほどお目にかかりますわ
失礼致します。」

「「失礼しました」」