「母さん…
単刀直入に聞くけどさ……結婚すんのか??」

「やっぱりね…
昨日の私達の話を聞いたのかしら??」

「あぁ…
あと、母さん誤解するなよ??」

「…何を??」

「俺…結婚反対するために来たんじゃないからな」

「あら嬉しい事を(笑)」

「バカにすんなよ
俺は母さんには、1人の女として幸せになってもらいてぇんだよ
父さんが死んじまって、15年経つんだろ??
父さんだって、母さんの幸せ願ってると思うぜ??」

「コウタ…あんた……」

「なんだよ!?
ばばあのくせに泣くなよ!!」

「ばばあだと!!??」

「なんでも無いっす…
あとさ…
この人、ユキさんって言うんだけど…彼女じゃ無いからな??」

「知ってるわよ」

「え!?
ハルカちゃんと会った事あったっけ!?」

「ほぅ…
ハルカちゃんって子が彼女か…やるなぁ♪」

「っ…くそばばあ…」

「…あのっ!!」

「そうね…
あなたはどう考えているのか教えて下さる??」

ん…??
意味不明だぞ、ばばあ
ついに壊れたか…??

「先生は、お菓子つくれますか??」

「えぇ…
少しくらいなら…」

「それなら賛成です」

「そう…
お母様、お菓子作りが得意だったの??」

「はい
洋菓子の教室を開いていましたので」

「そうですか…
私も勉強して…今度一緒に作りましょうね」

「はい!!」


……?
意味が分からねぇ…


「じゃあ野崎さんを呼びましょうか」

「はい…
じゃあ、私が呼んできますね」

「分かりました
コウタ、紅茶を4つ作っておいてね」

「えっ……」

「早くね」

「おっ…おぅ…」


………?