約束の時間。
俺は、久しぶりに見たハルカちゃんの私服に感動し過ぎて、
隣に立っている人に気付かなかった

「ハルカちゃん♪」

「コウタくん!!
合宿急だったんだけど、まさか共学化になるとは思わなかったね!!」

「…そうか
まさか俺達新学期から同じ学校!?」

「そうだよ(笑)
さっき校長先生達がお話してたじゃない??(笑)」

「そうだね!!
あれハルキ…お前どうしたんだ??」

「はい!!」

「はい!!?
マジでお前…熱でもあるのか??」

「違うでしょ??
私の隣が原因よ(笑)」

「あたし!?」

「わぁ!!?
あっ…すみません…
どちら様ですか??」

「あたしユキ
よろしくってか、
あんたコウタよね…」

「あっ!
はい!!
ハルカさんとお付き合いさせて頂いてます」

「知ってるよ
合コン遅れて来てた子でしょ」

「…あっ!!
サトル君の…………
すみません…」

「もう良いのよ
ハルキどうしたの??」

「何がですか!?」

「もう良いし」

「すっすみません…」

「ちょっとユキ!!
ごめんねコウタくん…
どこか行きたい所ある??
何も無いなら、ボックス貰って湖まで行ってみる??」

「うん!!
ってボックスって何??」

「ランチボックス…
サンドイッチボックスだょ♪」

「じゃあ、ユキさんとハルキ、ボックス貰って来てくれますか??」

「なんであたしなの」

「俺とハルカちゃんで、上行って地図貰ってくるんで♪
30分後にまた玄関で会いましょう!!」

「ちょっコウタ!!」

「じゃあハルカちゃん行こっか♪」

「うん♪」