サクラサク -SAKURA-

「“朔”のこと…好きだった?」



後ろから笹山クンの声がした。



あたしは振り返ることなく小さく頷いた。



瞬間、



突然の強風に舞い散るサクラの花びらと共に、あたしは笹山クンの腕の中に収まっていた。