snow×white

目が覚めると、ヤスはまだスヤスヤと寝息を立てている。

かわいい寝顔…。

どこまでも罪な男だ。



あたしは布団を這い出しラックの上に置いてある香水を手に取った。

ガラスの瓶に半分ほど残ったきれいな薄いブルーの液体を自分のハンカチにふりかける。


ヤスの匂い持って帰ろう…。



そして寝ているヤスにキスをすると、夜が明けるのも待たずにアパートを飛び出した。






初めて会った日。

彼女がいると分かっていながら恋におち、その日のうちにセックスをした。



バカバカしいほど簡単な女。

ヤスの目にはそう映ったかもしれない。




最悪感はあった。

でも後悔はしていない。




あたしはまだ暗い街を1人歩いた。