snow×white

周りを見ると、他のメンバーもヤス同様ケラケラと笑っている。


笑いごとじゃないからー!!



あたしは回らない頭で必死に考えた。


ここ怒るとこ!?

怒っていいとこ!?



ヤスの方を見ると、ヤスはまだ楽しそうに 子供みたいに笑っている。


あんな無邪気な笑顔見せられたら何も言えるわけないよ。。。



心臓の音がものすごい勢いで自己主張を始める。

あたしはみんなに聞かれなやしいかとヒヤヒヤしていた。





「じゃあみんなだいぶできあがってきたし、今日はもう帰ろか?」

ジュンタが言った。


時計を見ると1時をまわっている。


「そやな。

真白ももう眠いやろ?

遅くまでつき合わせてごめんな。」


マサはそう声をかけてくれたが、さっきあんなことがあったのに眠いはずがないじゃない。。。


あたしはあいかわらず心臓の音と戦っていた。