snow×white

「じゃあ『can』で待ってて。

美嘉さん場所わかるよね?」


「うん大丈夫。

んじゃお店でね~!!」



アレッ?

いっしょに行くんじゃないの??


あたしは小声で美嘉さんに聞いてみた。


「別々に向かうの?」


「そーよ?

メンバーは準備もあるし、それに外にスペルの出待ちのファンがいるから。

あたしらに迷惑がかからないように気つかってくれてんのよ。」



そっか…。

いろいろ考えてくれてるんだな…。



あたしたちはあいさつもそこそこにメンバーと別れた。

けっきょくハグはできなかった。