私は急いで準備をし、 お弁当を持って外に出た。 優は、玄関のドアにもたれ掛かかったまま寝ていた。 かわいい… 思わず声に出てしまった。 整えられた髪に整えられた顔。 貴方は完璧な人だったよね。 だから無理だと思って諦めようとしたのに… 「あ…ごめん。寝てた。」 ふとしたように彼目を覚まし 玄関のドアを開けた。