~2年前~

私は、中学を入学してから

あっという間に彼氏ができた。

単純だし・・単なる遊びっていっても

いいくらいな感じに軽く出来た。

「田井中太陽」

そう、2年前の私の元彼氏。

付き合い始めたのは、本当に早かった。



『よろしくなっ。』

たまたま席が隣同士で、太陽が私に

話しかけてきた。

『あっ・・よろしく・・・。』

気になんない異性でも話をするのは

苦手だった。

『俺、太陽。北小から来たんだ。』

太陽か・・・いい名前だな。

『ウチは、あや。船小から来た。』

『船小?どこそこ。』

私達は、5校の小学校から1つの

中学校に入学するから、相当の

人数だったため、3年間いても

友達になっていない人や、知らない人

は当たり前にいるのだった。

もちろん、小学校も多すぎて

知らない小学校も多かった。

『野下地区にある・・・・・・』

『へ~。てか、あやって呼んでいい?

俺は、普通に太陽でいいしさっ。』

すごくつるんで来て結構・・苦手な

タイプだ。

『うん、いいよ。』

仕方なく許可した・・

『シャイだな、あやは。』

『シャイですよーだ・・』

この日から、私と太陽の交際が

始まった。