「全てはこの邪眼…デヴィルアイがお見通しなのだよ。」 ファレルは俺から視線を外さずに、ゆっくりと右目の包帯を解いた。 「うっ!ファレル、そいつは…。」 この世には決して存在するはずの無い化け物…。 奴の右目に巣くう恐ろしい生命体。 窪んだ眼窩でクネクネと沢山の触手を伸ばし、俺を睨み付けている邪眼…デヴィルアイ…。