「ジーク、ごちゃごちゃ言ってないでさっさと歩け!」 先に行っていたシールズが、俺達を振り向き大声で怒鳴った。 「はいはい、今行きますって!」 俺は面倒くさそうに答えると、石塊がゴロゴロと転がる斜面を早足で降りていった。