もしも…アンタがこれから先訪れる町でつむじ風の噂を聞いたら…。 酒場に俺宛の書付を残しておいてくれないか? ふふ…。 急に目が生き生きとしやがったな。 物書きの血が騒ぐって奴かい? そうだな、俺がそのつむじ風をとっ捕まえる事ができたら…。 その時は…アンタに旅の話を聞かせてもいいぜ。 ああ、何も隠さずにな。 全て…ありのままの話を聞かせてやるよ。 それじゃあ兄ちゃん…頼んだぜ。