あのペースでは、私が大人になるまでに、私はおばあさんになってしまうだろう。 彼について言うなら、最後まで読み通せるのかなどという心配もできる。 私は半ば本気で心配になって、居間の方向へと首を伸ばした。 いない? さっき見た時には、日記帳を膝に乗せて、トランス状態だったはず。 ――「リア! 早く! 早く出ておいで!」