するとコウヘイは焦った様子で…「何か書くものない」と言ってきた。 「えっ……書くモノ…そんな急にそんなこと言われても……ん…と…あった…これ…」 とアタシがバッグからメモとペンを渡すとサラサラっと何か書いて、それをアタシに渡すと…コウヘイは慌てて仕事に戻った。 ーーあっ 声をかける間もなく…アタシは呆気にとられ…コウヘイが昇って行った工事現場の階段を見つめていた。 そして…そのメモを見ると… そこには…名前や連絡先が書かれていた。