【短】Eqeal

見事な演奏は、スタンディングオーベーションで幕を閉じた。


さて、どうするかな。


楽屋に行くのもなんだし、入口で待ってみるか?

久しぶりの再会を、どんなシュチエーションにするか考えていると……


「直樹!!」


まだ客の多いロビーに響き渡った声。


まじで予想外。

ざわつく客なんてまるで気にしてない。




「おわっ!?」


いきなり抱き着いてきたかと思えば……


「直樹遅いよ」


なんて言って幼く笑う。


「待たせたけど、約束果たしにきた」


「……うん」


世界的オケのコンサート会場のロビーで、熱いキスをかわしたのは俺と美羽ぐらいかもな。

今度こそ、ずっと一緒だ。


「愛してるよ」




END