「そのケーキうまい?」


「めーっちゃおいしっ♪」


幸せそうに笑う美羽。

同い年だとは思えねぇぐらい、幼く笑うんだ。


気が付けば…美羽とはもう3年ぐらい一緒にいる。

俺の一番の理解者。




「あ、ちょい待って」


俺は鞄からボイスレコーダーを取り出す。


「また〜?」


「美羽静かに」


「はいはい」




カチッ


「♪〜♪♪♪」


カチッ


「録音完了」


ボイスレコーダーは俺の一番の相棒。