あれから一週間。 パタリと音の途絶えた携帯電話。 それと同時に、俺の曲創りも止まったまま。 終わったのか? もう俺と美羽は他人なのか? 終わりはこんなにも呆気ないのか。 夢を諦められなかった俺は、結局両方を失ってしまった。 そうして、そのままの状態で一カ月が過ぎた。 …………美羽はもう、吹っ切れたかな。