「まーきちゃぁ〜ん♪お姉ちゃんだよ〜」 飛びっきり明るい姉ちゃんの、のんきな声が響いた。 めっちゃイラついた。 こんなに傷ついてんのに…なんでそんな明るいん? ……でも…姉ちゃんにあたってもしゃーないし? 『ちょっと待ってぇ』 急いで電気をつけて髪を整え、顔をこすって涙のあとを消した。 さすがに目の腫れはひかんかったけど…… 姉ちゃんが気づくわけないよな。あの人も鈍感やし。 ……あれ?……なんで入ってけぇへんねやろ? いつもやったらズカズカ入ってくんのに……