はじめの一歩

「わ、悪いιι
あっ!!俺じゃなくて、あいつ国井の奴が・・

ちゃんとパスしたボールとれっつーのιιハハッ」



グランドをみながら国井とやらを指差し、山本陽太は苦笑いをしてみせた



「・・・・・・・・・・・・・・・・。」



「えっと、、、
ケガしてね??」


頬をぽりぽりしながら、チラッと私をみた


髪に付いた汚れを払う。


「大丈夫・・そうだなι」


「・・・・・・・・・・・・・・・。」



目を合わさず、冷ややかな瞳をする私に


「・・・ハハッι」


と笑い、頬をぽりぽりし続ける山本陽太。



「なぁ。それ・・・取ってくれる??」


指差した先には、私の足元にサッカーボールがあった。