気怠そうな声が聞こえた後、


バターン!!

わたしは勢いよくドアを開けた。


「秀ちゃん!!」


机で勉強していた秀ちゃんに、わたしはいきなり抱き着いた。

びっくりしている秀ちゃんに、わたしは、


「仲直りしてくれる?」


と聞いた。


「…は?」

「だからっ、仲直りだよね!?」


興奮してそう言ったわたしに、


「何が?」


低い声が響いた。