「ん?」 と聞き返すと、 「お前もう俺の部屋に来ないで」 椅子に座り、わたしと目を合わさないまま、秀ちゃんはそう言った。 「……な…んで?」 『それってどういう意味?』 『わたしのこと嫌いになった?』 『もしかして朝起こしに来るの迷惑?』 『何でわたしの顔見ないの?』 …とか、聞きたいことはたくさん。 でもわたしの目からは涙がポロポロ溢れ出ていて、言葉も詰まって何も言えなくなってしまった。