イケメン大戦争

ポッカリと穴の空いた天井から


ロープに捕まった兵士たちが


次々と物凄い勢いで降下してきた。



同時に一斉に倉庫の扉が破られ、



大量の兵士がなだれ込んでくる。



逃げなくては


と、思う間すらない。



私達三人は、アッというまに何十という銃口に包囲された。



押し入ってきた男達は、


全員、厚いマスクとゴーグルで顔を覆っている。



「その女を、こちらに渡してもらおう」



彼等の中からリーダーらしき男が、一歩前に出てきて言った。