イケメン大戦争

「どのみち、俺がクラウディア社の次期社長なわけだ。


だったらお前は俺が手に入れるのが、一番いいだろ?


お前は、俺の妻になれ。



それで全てが丸く収まる。


俺と一緒になれば



300回生まれ変わっても使いきれない金が



お前のものになる」




それは、それは……



素晴らしいことで。



「冗談じゃないわよ」



「なに?」



ジョセフの顔が歪む。



「万が一その話が本当だとしてもね



そんなもんこっちからお断りよ。



聞いてりゃなによ、



人を物みたいに!


私には私の人生と幸せがあるの!



あんた達は勝手にやりゃいいでしょ!?



私の生き方の邪魔しないで!」