セツナイ視線。




―――――



夏の始めだからか、むわっと生温かい風が肌や髪を撫でる。
堤防沿いの大きい公園の中をハルと私は進んでいく。


月が綺麗に出ていた。



「ちょっ…うわわっ!!」

急にハルが自転車をはちの字にゆらゆらと運転しだした。

「お客さ~ん、しっかり掴まっててもらわないと困りますね~」


ハルは意地悪に笑いながら、すいすいと左右に自転車を動かす。


「あぶなっ…!ちょハルやめてって!酔う!!!パフェ出るパフェ(笑)」

「は、お前俺の背中に吐いたらぶっ飛ばすからな(笑)」