Fly Hight


「石ビ2つ入りまーす」

「あーい!」

俺は料理を作る手は動かしたままホールを見た。

おっ!たけちゃんだ。

相っ変わらず行動の1つ1つが可愛い…
やっぱ諦めるのは無理だな…

「……さん!松田さんっ?」

「へっ?なに!?」

気付いたら手は止まってて目の前にはたけちゃん。

「んもお〜4番テーブルの石ビ早く出して下さいよお!」

にくたらしい口調もたけちゃんだと頬がゆるむ。

「はいはい。石ビ2つ出来上がりっ!」

可愛い見た目とのギャップに最初はびっくりしたけれど。

「ありがとうございまーす!」

初対面の彼女とはまた違うたけちゃんの素顔に,俺はすっかりハマってる。