ノートを出して、
“声が出なくなった理由聞いてくれる?”
と書いた。


「聞くよ!!ってか、俺に言ってもいいの?話してくれるの?それに、辛いんだったら無理しないで。」

と彼が言った。

“あなたに聞いてもらいたいの。”

私がノートに続きを書こうとした時、チャイムがなってしまった。


「あーぁ。時間だ…。よしっ!!明日聞くからね。」

“ありがとう。また明日ね。”


彼は笑顔で去って行った。