響くんは自分の着ていた学ランをあたしにかけた。
そして
「田村さんにあやまって?」
って言ったんだ。
あたしがオロオロしていると
「早くっ!!あやまって。」
って低い響くんの声がした。
響くん凄く怒ってる顔してる。
なんで?
それになんで助けてくれたの?
ますますあなたにはまってしまうじゃない。
そんなことを考えてたら、また響くんの声。
「あやまらないならどうなるか分かってるよね?」
さっきからどんどん響くんは声が低くなっていく。
女達があたしの元へ来て
「ごめんなさい。」
って泣きながら言った。
「次ないから。許さないから。早く消えて。」
って響くんが言った。
女達はあやまりながら消えて行った。

