誰かが走ってくる音がした。 あたし、一瞬期待しちゃったんだ… 響くんが助けに来てくれたかもって。 やっぱり現実はそう甘くなかった。 「なぁ!本当にこいつヤっちゃってもいいの?」 「ひゃー!!かっわいいじゃん!」 そう。仲間が来ただけだった。 あたしのことを助けに来てくれる人なんていない。 「こいつ調子こいてるからヤっちゃって。激しいのをよろしくね。」 「まかせろって!!」 「いっただっきまーす!」 あたしもうダメなんだ。