「ちょっと雪哉!?何があった……んっ!」





驚いて振り向いたら唇を塞がれた。


長くて甘いキス…。






唇が離れ、目の前には嬉しそうな笑顔。






「引っかかった♪美雪かーわい!」





泣いていたのは演技だったらしく今は満足そうな笑みを浮かべている。





「もうっ!」






私は赤く染まった顔を見られないように料理を再開した。







「はい。チャーハンできたよ」



「うまそ~!!いただきます!」



「どう…??」




雪哉は答えずにものすごい勢いで食べ始めた。






数分後…。




「うまかった~!ありがと美雪」




雪哉は綺麗に完食していた。




「よかった。どういたしまして!」





その後私も急いで食べ終えて片づけを済ませた。