「どうしてですか…!?」


そう言ってまた近づいてくる。




「僕には…大事な人がいるんだよ」



そう言って歩き出そうとすると腕をひかれた。




突然の事でバランスを崩してしまった。



立て直そうとしたとき…







キスをされた。









ゴトッ…!






音がして我に返り、急いで離れる。





物音がしたほうを見ると誰かの後ろ姿が見えた。





…まさか!








コロコロ…。








足元に転がってきたのは…











愛莉に渡したはずのミルクティーだった。