拓斗はそう言うと私の頭を撫でた。



その言葉に顔が真っ赤になったのが分かった。




「そんな事…はっきり言わないでよ~」



「なんで?」




真っ赤な私を楽しそうに見つめながら言う。





「恥ずかしいから…!」




涙で潤んできた目を隠すためうつむいた。




「わかったよ。……反応可愛すぎ」




顔を隠すのに必死だった私は、

最後に拓斗が呟いた言葉が聞こえなかった。





その後拓斗は、みんなの分にコーヒーを買った。




半分ずつもって歩き出す。




会議室に戻る途中…





「あっ…社長!!」





女子社員が集まってきた…。