愛莉side



「じゃあ。また連絡するから。おやすみ」



「はい。おやすみなさい。拓斗さん」





家の中に入ろうとした時拓斗さんに腕を掴まれた。






「付き合うんだから、敬語はなし。それと、名前で呼んでよ、愛莉」




少し照れたように言う拓斗さん。





私は嬉しさのあまり拓斗さんに抱きついた。





「うん。…拓斗!」



私の頭を優しく撫でた後、拓斗は会社に戻っていった。