振り向くと男の子が立っていた。




…たしか、昨日告白してきた人。

名前分かんないけど…。




「なんですか…?」


恐る恐る声をかける。




「やっぱり俺、須崎が好きなんだ!…付き合ってよ!」



そう叫びながら近づいてくる男の子。




「…ごめんなさい。好きな人が」



まだ言い終わってないのに腕をつかまれて言葉を遮られる。



「お願いだよ!…それでもダメなら…キスしてよ」