次の日の午後。

私は会社に向かっていた。




「あ!関係者パス忘れた…!!」

会社の目の前について気づいた。




どうしよう…。



困って入り口の前で立ち止まっていると…




「愛莉ちゃんどうしたの?」


「おじさん!!」



そこには警備員のおじさんがいた。



おじさんとは会社に来るようになって仲良くなった。





「関係者パス忘れちゃった…。」


「そうなの?…いいよ、入って!でも次は忘れないでね?」



おじさんはニコッと笑ってドアを開けてくれた。




「いいんですか!?…ありがとうおじさん!」


「いいえ。今日も頑張ってね!」



おじさんにもう一度お礼を言ってから社長室に向かった。