改定版・本気の恋

「か、簡単なことだよ。
あんたみたいなのが元彼だからよ。」


夢羽は動揺しながら言った。


「えっ....?」


俺は、困った。


遊んでいたツケがここでくるなんて。


今は、ただ女を清算していただけなのに。



もう、遅いのか?


夢羽を好きになってから、ダメなんだ。


夢羽以外を受け付けない。


生身の女を抱けなくてもいい。


夢の中ででも夢羽を抱けたら。


夢羽の乱れた姿を想像するだけで体が興奮した。


そんな事今までになかった。


生身の女の裸を見てもなにも感じない。


それほど、重症だった。


「私にかまわないで。」


夢羽は、俺の前から走り去った。