娘は、生まれて初めて大人になるのが怖くなる。 「でも、大人にならなきゃ」 春になったら自分も学校に通いはじめる。 シルキスが残してくれたお金をそれに使おうと大人達が決めた。 娘は、涙をふく。 まだひとりでは、子牛の世話もさせてもらえない小さな自分。 もっともっと大きくなる。 あの魔王よりも、すぐに。 娘は強く思って、父達の仕事を手伝いにいった。