娘は、シルキスに抱かれた魔王を思い出す。 シルキスよりずっと小さかったけど、自分よりは大きかった。 自分がもっと大人だったら、シルキスは私を選んだだろうか? 考えると、またちょっと涙が出る。 お父さんは、言う。 「大人になったら、その涙もとまるよ」 どういうことだろう。 大人になったらシルキスが戻ってくるのか。 大人になったらシルキスのことを忘れてしまうのか。