魔王さま100分の1


「どういう原理です?」
「さあな」

今の情報は、コラトさんからの最後の贈り物だったよう。

冥土の土産というやつか。

「コラトさん、ありがとうございます」

シルキスは心から礼を言った。
膝を落とし、つま先に重心を移す。

「切れないなら、鎧じゃないところをぶん殴ってもいいですね」

「!!」

絶句するコラト。

(魔王さま、そろそろいいですね。動きます)

シルキスは、盾を正面に出して突っ込んだ。