魔王さま100分の1


「はは、魔王さまは特別だからじゃないですか?そうでなければ何年も世話したりしません」

「魔王の弱みを知るために過ごしてきたのではないのか?」

「……そういう考え方は盲点でした」

町長さん、あなたどういう報告を中央に送っていたんです?

「私には分からん」

「分かったら、こんなもの延々と作ってられませんからね」

シルキスは魔王殺しを盾役の喉にあてる。

「ひとつ言っておく」
「いくつでもどうぞ」

「魔王殺しで人は切れない。それは人に対してはただの丈夫な棒だ」