「はは、魔王さまは特別だからじゃないですか?そうでなければ何年も世話したりしません」 「魔王の弱みを知るために過ごしてきたのではないのか?」 「……そういう考え方は盲点でした」 町長さん、あなたどういう報告を中央に送っていたんです? 「私には分からん」 「分かったら、こんなもの延々と作ってられませんからね」 シルキスは魔王殺しを盾役の喉にあてる。 「ひとつ言っておく」 「いくつでもどうぞ」 「魔王殺しで人は切れない。それは人に対してはただの丈夫な棒だ」