魔王さま100分の1


「どうして、こんなことを?」

コラトがいたのは、銃兵の列の中。

紋章がついたマントを羽織っているので分かりやすい。

「まさか、予想していなかったとでも?」

シルキスは、ゆっくり答えた。

「補佐官達には警告されていた。しかし、私はこんな事は起きないと信じていた」

「補佐官さん達は常識人ですね。そして、コラトさんはいい人です」

コラトの言うことがどこまで本当か分からないが、答える。

「なぜ魔王を助ける。私の知っている勇者達は、魔族を見れば殺意をむき出しにするもの達ばかりだ」

「訂正します。コラトさんは物知りで、常識人です」

「では、なぜ?」

本当に知りたそう。