「どうして、こんなことを?」
コラトがいたのは、銃兵の列の中。
紋章がついたマントを羽織っているので分かりやすい。
「まさか、予想していなかったとでも?」
シルキスは、ゆっくり答えた。
「補佐官達には警告されていた。しかし、私はこんな事は起きないと信じていた」
「補佐官さん達は常識人ですね。そして、コラトさんはいい人です」
コラトの言うことがどこまで本当か分からないが、答える。
「なぜ魔王を助ける。私の知っている勇者達は、魔族を見れば殺意をむき出しにするもの達ばかりだ」
「訂正します。コラトさんは物知りで、常識人です」
「では、なぜ?」
本当に知りたそう。


