扉の外。
シルキスに襲いかかった兵士達は、剣ではく腕を伸ばした。
シルキスは、それに胸の中だけ頭を下げつつ、魔王殺しを全力で叩き込んだ。
右から来た兵士の胸装甲が一撃でひしゃげ、兵士は両足を宙に浮かせて後ろに吹き飛ぶ。
次の一撃で左から来た兵士の肩当が形を失い、兵士はその場に沈む。
シルキスは、沈んだ兵士の後ろ首をつかんで立たせ盾にする。
盾越しに残りの全兵士を見据えたシルキス。
ここまで魔王さまが飛び出してこない事にほっとし、
盾役の兵士にまだ息があることを確かめて、もうしばらく時間稼ぎに使わせてもらう。


