魔王さまの目に捕らえられたまま、シルキスは膝をつく。 目の前に魔王さまの唇。 「息をとめろ、くすぐったいのは嫌いだ」 シルキスの息がとまる。 魔王さまは髪をなびかせ、 シルキスに向って、 静かに、 ゴッ。 鼻先へ頭突きを入れた。 「踊れもしない男が、女の期待を軽く見た罰だ。反省しろ」 「あうっ、あうっ、あうっ」 顔をおさえたシルキスがごろごろ転がる。