「ですが、そうすると……」 「祭りの日に、私がひとりになってしまうと言いたいのか?」 「そのとおりです」 隠しても無駄なので、はっきり言う。 「外が祭りだろうとここには関係ない。私はいつものように寝ているだけだ」 「それだと寂しいですよ」 「誰が?」 「僕が」 魔王さまは、やれやれと首をふった。 「おまえ、私をかまい過ぎだ」