「では、ご近所が困ったときに配りましょう」 「ここまで困ったと言いに来られる者がいたならそうしよう」 「解決ですね」 「いや、全く」 「まあ、いざとなったらお祭りでもして消費するとして」 「おまえとふたりでか?」 「だめですか?」 「いい加減に、貯めすぎだと認めろ」 「すみません。貧乏育ちなので、冬前は全力で食べ物を集めないと不安で眠れないのです」 シルキスは、認めた。