「わ、笑うなっ」
「か、可愛いです、魔王さま。最高ですっ、わははは」
「笑うなと言ってるだろ。えいっ、このー」
魔王さまは、何度も書き直す。
が、人間の文字だけどうしても丸ちび文字になってしまう。
「おのれ、どういうことだ」
「いいじゃないですか、これで。魔王さまの外見にぴったりです」
「うー、馬鹿にしよって」
なみだ目の魔王さま。
「シルキス、耳を貸せ」
椅子の上に立ち上がり、シルキスの耳に口をつける。
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