「こっち来なさい」
尖った長い耳をつかまれ、男女のエルフはシルキスの前まで連れてこられる。
耳をつかんだ女エルフは、シルキスに謝った。
「すみませんっ、すみませんっ。この子達、勇者さまを見るの初めてで。本当にすみません」
シルキスも冷めた。
それだけ誤られると、こっちが悪い気もしてくる。
「あ、いえ、気持は分かります。まあ、そんなに怒らずに、泣いてますし」
「泣いてなんかいないっ」
男エルフが涙がたまった目で言って、耳をねじられた。
「おだまりっ」
「痛たたたたっ」
女エルフはしょぼーんとしつつ、やはり涙が溜まった目でシルキスを睨んでくる。
尖った長い耳をつかまれ、男女のエルフはシルキスの前まで連れてこられる。
耳をつかんだ女エルフは、シルキスに謝った。
「すみませんっ、すみませんっ。この子達、勇者さまを見るの初めてで。本当にすみません」
シルキスも冷めた。
それだけ誤られると、こっちが悪い気もしてくる。
「あ、いえ、気持は分かります。まあ、そんなに怒らずに、泣いてますし」
「泣いてなんかいないっ」
男エルフが涙がたまった目で言って、耳をねじられた。
「おだまりっ」
「痛たたたたっ」
女エルフはしょぼーんとしつつ、やはり涙が溜まった目でシルキスを睨んでくる。


