どんな格好をさせられるの?
車はどこに停めるの?
誰かに見られないの?
警察とかは平気?

様々な不安も頭をよぎった。

今までの自分ではないような、自分を見失っているような、そんな感じもしていた。
しかし・・・止まらなかった。
ただ、どうしても拭えない「寂しさ」は説明がつかなかった。

あとからその感動的な理由を知ることになる果林だが、悶々としたまま約束の日を迎えた。